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英文契約書の勉強(1) - 秘密保持契約書(NDA)

名前: 小川 邦久 リンク: https://kunisan.jp 日付: 2019年3月21日
英文契約書の勉強(1) - 秘密保持契約書(NDA)仕事で英文契約書を目にすることが時折あります。主に秘密保持契約書と取引契約書の2つになりますが、今まではざっと目を通しつつ、難しい単語は辞書で調べるなどして、「何となく読み取れた」という感じでの理解でしかありませんでした。契約書の構文はカンマや関係代名詞が多数あって読みづらく、さらに法律用語なども出てくるので、読みなれていない人が正確に理解するのはかなり難しいと言えます。

こういった英文契約書の理解を深めようと、今さらながら「はじめての英文契約書の読み方」という本を購入してみました。Kindle版ですがデータがテキストなので、ワード検索やマーカー機能なども使えて便利です。

この本は英文契約書で使われる単語や構文の解説に加えて、日本と海外で契約に対する考え方がどう違うかなどの説明があり、全体として非常に分かりやすい内容になっています。読み進めていくと、私が今までに「何となく読み取れた」と思っていたものが、実は理解の精度がかなり低かったということも分かりました。やはりどんな場面でも基礎的な学習は必要ですね…。

ここ最近、秘密保持契約書(NDA - Non-Disclosure Agreement)の内容を確認するということがありました。「はじめての英文契約書の読み方」を参考にしつつ、せっかくなので秘密保持契約書を読み解く上で鍵になると思われる単語をまとめておきます。

abridgement: 要約、adapt: 脚色する、admissible: 許される・認められる、arbitrator: 仲裁人、as is: 現状のまま・現状有姿、breach: 違反、by no means: 決して~ない、commensurate with: ~と同一の、competent jurisdiction: 管轄権のある、compilation: 編集物・寄せ集め、consent: 同意する、constructive possession: 保有と見なされる場合、construe: 解釈する、contemplate: 予期する・考える・意図する、convey: 伝達する、covenant: 約束・義務・約定、custody: 管理、deem: みなす、demonstrate: 証明する・示す、derivative: 派生物・成果物、dissemination: 漏えい、duly: 正式に、employ: 実施する、endeavor: 努力する、entity: 法人、exert: (努力して)行う、furnish: 供給する、good faith: 正直・誠実、hereof: 本契約の(of this contract)、hereto: 本契約に(to this contract)、hereunder: 本契約において(under this contract)、in consideration of: ~を約因として、incorporate: 合体する・統合する、indemnify: 賠償する・補償する、inducement: 誘導、inference: 推論・推理、injunctive: 差止による、insofar as: ~である限りにおいて、intent: 意思・意図、irreparable: 回復不能の、legend: 説明文、litigation: 訴訟、misplacement: 置き忘れ、monetary damages: 金銭による損害賠償、no less than: ~と同様に・に劣らず、noninfringement: 権利侵害がないこと、novelty: 目新しさ・珍しさ、null: 無効、omission: 脱落、permissible: 許される、prejudice: 侵害・不利益、premise: 前文・記述・文章、proprietary: 独占の・専有の、propriety: 規範・しきたり・作法、provided that: 但し、以下を例外とする、provision: 条項、public domain: 公有(著作権・特許権などが消滅した状態)、pursuant to: ~に関して・従って、reasonableness requirement: 合理性の条件、recast: 改作する、reconciliation: 和解・調停、remedy: 救済・救済方法、restrain: 抑える、retrieval: 検索、reverse engineering: 逆行分析(他社製品を分解・解析し自社製品に応用)、set forth: 定める・記載する・規定する、severally: それぞれ・各自、then: その時点で、thereto: それに(to+文脈上特定できる何か)、tribunal: 裁定機関、void: 法的効力のない、whereof: それの・それについて、with respect to: ~に関して

英文契約書については仕事で目にすることに加えて、海外ソフト(アプリ)のライセンス条項などの理解も深められると思うので、時間をかけてじっくりと腰を据えて勉強していこうと思います。





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